恋愛体験談まとめ

胸キュン、切ないエピソード集めました。

れから随分月日は流れましたがあのポニーテールの彼女を今も時々思い出します。

time 2015/12/17

れから随分月日は流れましたがあのポニーテールの彼女を今も時々思い出します。

あれは私が高校生の1年生になったばかりの春の頃、中間テストで何時もより緊張感をもって生活していました。登校も普段より10分ほど早く家を出て市電も何時もより随分空いていました。
大学病院前で電車を降り、大学病院の構内を歩いていきます。構内はいつも広くて静かで私の好きな通学路でした。
中でも少し坂になった道を脇に大きな銀杏の木を見ながら上るところは、銀杏の木から朝の日がきらきらと漏れてきて通り過ぎるまで一瞬の僅かな時間なのですが、私の好きなひと時でした。
その朝その坂を上るとき私は一人の少女に出会いました。女子高の制服を着てうつむき加減に下を見てきらきら木漏れ日を浴びながら歩いてきました。
坂を上りきる一瞬よりももっと短いあっという間の出来事でしたが、美しくて可愛くてびっくりして感動してこころ奪われました。
髪をポニーテールにして細身で日本版オードリー・ヘプバーンという感じ。ローマの休日のヘプバーンのようでした。
それからは毎日同じ時間に大学病院の構内で彼女とすれ違いました。私はいつも彼女を見つめて彼女は伏し目がちに歩いてすれ違う。目と目が合うこともなく、思いは募ってもただ毎日すれ違うだけで何の進展もないまま季節は秋になりました。
彼女の登校時間からして大学病院の近く、私の通う高校の近くに住んでいるであろうことは間違いのないように思われました。
秋、高校の文化祭。来ないかな、という淡すぎる期待を持っていたら、来たのです。私は友人と二人で来た彼女を見つけてこの時とばかり話しかけて、ホークダンスをしたりくっついて回りました。
いろいろ話をして私より一つ上の2年生、体操をしているなど聞きこみました。いつも朝すれ違うことも知っていてくれたのが嬉しかったです。
翌日クラスメートが寄ってきて「彼女はだめだよ。彼氏がいるらしいよ」と言います。そいつは体操部でその女の子のことを知っていたのです。可愛くて有名なのだそうです。
私は全くがっかりしてしまいました。
それでも友人を連れてある大会に出場する彼女を見に行きました。びっくりしました。床運動、鉄棒飛んだり跳ねたり人間業ではありません。TVで体操などを見ていると演技も当たり前に見える部分がありますが、自分の知人が演技するのを近くで見るとまるで魔人です。逆立ちさへ満足に出来るか出来ないかの私は全くとても彼女には相応しくないと実感しました。
その時彼女は県で個人2位の成績でお祝いの電話を掛けました。一度喫茶店でコーヒーを飲みましたが、それっきり告白することもなく終わりました。
あれから随分月日は流れましたがあのポニーテールの彼女を今も時々思い出します。

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