2016/02/09

私が彼と別れたのはもう12年前になります。
そのとき付き合った彼は友人の紹介でした。
彼は新卒でコンピューター関係の会社に就職し地方から出てきて一人暮らしをしたばかりでした。初めての一人暮らしでいろいろと不便や不安もあったのか私が休日に行き泊まりでいろいろと家事をしてあげるととても喜んでいました。
まだ学生気分のぬけない彼は朝あきれなくて毎日朝電話をして起こしてあげていました。付き合って半年くらいしたある日、彼が地元に帰りました。その日はなぜか電話が通じませんでした。地元に帰り友達と遊んでいるのだろうと思っていました。
ところが地元からもどってきてから朝の電話にでなくなりました。メールは帰ってくるものの朝の電話にでないので寝坊や病気を心配して毎日かけ続けました。友人は会社には来ているよと言っていたので安心していましたが、ぱったり電話にでなくなり不安になったのです。
友人が心配して彼の友人にきいてもらったら、なんと地元に年下の彼女がいたことがわかりました。
新生活でさみしいことやひとりで家事をすることの不慣れから私とつきあったようですが、二股だったようです。信じられないことに付き合っていたらしい女の子は中学三年生でした。
逆にだましているんじゃないかと心配したくらいです。それでも彼からは別れようと言わないのでしばらく泳がせておきました。すると彼の地元に帰る日に一緒に行くことになり、その日の夜に泊まったホテルで急に彼が泣き出しました。
別れたいといいながらごめんとしかいいません。二股も知っていましたが、情けない姿に幻滅してそのまま別れました。
彼女の代わりだったのかと思うとくやしいやら悲しいやらでその後体重が激減してしまいました。
本当に今でも忘れられない思い出です。