2016/02/09

私が小学2年生の時の話です。私には好きな女の子が居ました。
O島さんというクラスメイトの女の子です。
天真爛漫でとてもかわいらしい女の子だったのです。時々しゃべる程度なんですが、すっかり私は魅せられていました。キスしたいなーと当時から思っていました。
今思えばとてもませた男の子だなーと思います。しかしそんなことはできるはずもなく、遠くからみつめているだけでした。
そんな中、クラスメイトで人気者の男の子I上君というやつがいました。その子は足も速く、イケメンでかっこいいやつでした。
女の子からもモテモテの男子で、なんと気づいたら、そいつが、O島さんと親しげにしゃべっている現場を目撃してしまったのです。なんてことをしていやがるんだ!
私の中に初めて目覚めた嫉妬心でした。できることなら、I上くんをO島さんから遠ざけてやりたいと思っていました。
しかし無情にも、二人はどんどん仲良くなっていっている様子です。
正直とても悔しかったのです。I上君は、なにも物怖じすることなく、O島さんに絡んでいきます。
それに引き換え私は、意識しすぎて話すことができないのです。どんどんネガティブになっていき、内にこもっていきました。
ある日のこと、クラスで遠足にいくことになりました。
出席番号の関係から、私とこの2人は同じグループで歩くことになりました。なんとその歩行中にI上君が、O島さんに抱き着いてしまったのです。
怒りに頭が湧きそうでした。しかもO島さんは喜んでいるのです。
私は完全にあきらめてしまいました。これが私の初恋で失恋でした。