恋愛体験談まとめ

胸キュン、切ないエピソード集めました。

ある日、一人の30代らしき男性から、「見覚えのある制服だね」と声をかけられました。

time 2016/01/10

ある日、一人の30代らしき男性から、「見覚えのある制服だね」と声をかけられました。

私の青春の思い出です。田舎の高校を卒業して、新宿の飲食店と三田を往復し、夜間の専門学校に通う毎日でした。

ある日、飲食店から新宿駅までの人混みでごった返す中、一人の30代らしき男性から、「見覚えのある制服だね」と声をかけられ、私は急いで電車に乗らないと夜間の授業に遅刻することと、田舎にいた頃から男性と話をすることなんかなかったので、どう対応していいか分からず立ち止まらずに歩きましたが、その男性はそばについて、「懐かしい」とだけ言い残して離れて行きました。電車に乗った私は、なんて冷たい態度をとってしまったんだろうと少し後悔しました。でも、奇跡みたいな事が起こりました。

学校からの帰り道、新宿駅を降りて東口を出たら、さっきの男性と出逢った同じ場所にその男性が居たのです。というより、その男性からまた声をかけられたんです。なんだか嬉しくなりました。その男性も「奇跡だね」と言ってくれました。その近くにあった聚楽という二階にある喫茶店に入りました。

彼はアイスミルク、私は温かいココアを注文し、初めて会う人とは思えないくらい話が合い、今思えば、一回りも年上の彼には大人を感じ、私の些細なわがままも上手に受け流してくれたのかも知れません。見覚えのある制服って言った意味を聞くと、昔付き合っていたその男性の昔の彼女と私が通う専門学校が同じとの事。偶然?奇跡?二つも重なりました。あの頃はまだ、携帯もなく、二週間後に再び同じ所で待ち合わせをしました。

今では考えられないくらい、何の連絡手段もなかったけど、待ち合わせてただ話をするだけで本当に楽しい時間でした。

男性と付き合うなんて信じられないくらいでしたが、嘘みたいに仕事も勉強も楽しくなり毎日、二週間が早く来ないかとワクワクでした。そんな付き合いから一年近く経った頃、彼から行きたい所があると告げられ、ドキドキしながら二人で夜道を歩き、着いたところはあるシティホテルでした。びっくりしましたが、彼の進めるまま部屋に入ると、彼はギュッと抱きしめてくれました。

ホントにホントに初めての事で心臓が飛び出しそうなくらいでした。ただ一緒にいるだけで幸せでしたが、その日、私は彼と初めて結ばれました。嬉しくて嬉しくて、たまりませんでした。彼はずっとこの日を待っていたと言ってくれました。それから会う度に、彼とはエッチしました。でも、幸せは長くは続きません。

結婚の話まで出るようになって来ましたが、社会をある程度経験している彼に比べ、私はまだ学生だったのでまだまだ幼なかったのでしょう、私には結婚なんて考えられず、少しずつ喧嘩が増えてきて、ある日私は彼にキツくなり酷い罵声まで浴びせてしまい、でも彼は何も言い返さずただじっと静かに聞き、寂しそうな表情をしながら私を見ているだけでした。

最後の彼の言葉は一年に一度でいいからまた会って欲しいという事でした。そこは滝沢という談話室。そこで別れを告げました。あんなに幸せをくれたのに私は自分の事しか考えて無かった。

なのに彼は「私にもっと幸せになってね」といい残し、最後には会社で九州への転勤を申し出ました。待ち合わせの場所には一度行ったきりですが、会えませんでした。酷い仕打ちをした罰かも知れません。その談話室も閉店しました。彼と行った店も次々となくなりました。寂しさも込み上げます。

東京は私の青春の地です。あれから25年。名古屋の地に嫁ぎましたが、彼の事を忘れた年はありません。初めて会った時の奇跡のように再び会える奇跡を望んでいます。

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